DAICHIと僕と、夢の跡

ダイアリーからのスムーズな移行に失敗した男

偽りの地獄

今日学校から帰るとき、
凄い嫌な予感がしていた。


「空が暗い」のだ。
風も強く、今までの俺の経験からすると
強い雷がなるだろう。
勿論、大雨もセットになるのは言わずもがな。


しかし、俺はレインコートを持っているし
少しなら大丈夫だろうと
友人の家について行ってから
家に帰る事にした。


学校の外まで自転車で行く途中に
大きな雷が遠くで3発鳴った。


だがそのまま、俺の家とは真逆の方向にある
友人の家に行った。
日課みたいな感じでいつも通ってから
少ししゃべってから帰るのだ。(・±・)

友人の家についたらだんだん雷が
でかくなってきたのですぐに帰る事にした。
この時は空が黒いだけで、雨は降っていなかった。


近くの神社の前を通り、林の中を走っていると
ついに雷が真上まで来た。

いつ雷にうたれて死ぬかわからない恐怖
1秒1秒が妙に長く感じた。


林を抜けて、神社の裏のボーリング場の横を
通り過ぎようとしたとき
一瞬周りが真っ白になって、俺の上の電線の真ん中から
赤と青白の強い光がでて「バチッ!」っと火花が飛び散った。
間髪入れずに地面が揺れる程の
雷鳴が聞こえた。


自分の身の危険を痛感して
めっちゃ怖くなった(^_^)b
ここから家まで少なくとも3kmはある。
そして建物はない。
一番危険なパターンである。


雨も少しずつ降ってきたので
最寄りの友人の家の車庫でレインコートを着た。
どんどん雨も強くなってきた。
周りの地面を見ていると、雨が地面に当たって
跳ねて転がっていた。
よく見たら氷の塊が降っていた。


このまま家に帰らないわけにもいかないので
若干遠回りだけど田んぼ道は避けて帰った。


氷の粒がどんどんでかくなってきて、
全身に0.5〜1.5cmくらいの塊がぶつかってくる。

車のガラスに雹が当たってガラスが
割れた事件もあったし、俺がガラスのように
割れないか心配でした。

レインコートのフードは風で脱げるから
手で押さえながら自転車をこいだ。
支える手に氷が当たってすっげ痛かった。

手に当たるのが一番痛い。


残り1kmまで氷塊と雷のハッピーセットは続いた。

自転車のかごの中は氷で埋まった。
なんか笑った。


靴は濡れまくったので
明日はいて行く靴がないwww




家の前まで死ぬ気で漕いだら
雹は止んだ。
死ぬかと思った。



手の皮が擦れてヒリヒリと痛いぜ(¢_・)