DAICHIと僕と、夢の跡

ダイアリーからのスムーズな移行に失敗した男

夜間侵入

友人Kが夜9時に来るというので
コンビニに行くと家族に行って
こっそり友人を迎えに行った。

友人の家は凄い近いから歩いて行った。



うちの家族に見つかってはまずいので、正式に「泊まる」という形で家に入ればどうか?と俺が提案した。
そっちの方が長く居られるし、俺の家族に
説明がしやすいからである。




ふ 「よし、親に連絡するんだ。」
K 「いや、基本的に泊まりは無理なんだよ。」
ふ「それは昔の話だろ?」
K「めっちゃ怒られるんだって。」
ふ「とりあえずダメ元で連絡だ。」
K「無理。」
ふ「ダメ元で良いんだって。」
K「無理。」
ふ「『友人が泊まれば?って言ってるんだけどー』って送れば良いんじゃね?」
K「いや。無理。」
ふ「何でや。」
K「父のケータイは多分二階にあるから。」
K「あんまケータイ見ないんだよ。」
ふ「やってみないとわからないだろ。」
K「多分ねー『早く帰ってこい』ってかえってくるよ?」
ふ「それならそれで良いだろ。」
K「何で?」
ふ「元々ダメ元なんだから、もし、そう返信が来たなら安全に帰れるし
それ以上怒られる事も無いだろう。」
K「いや多分無理。」
ふ「やる前から諦めてどうする。ダメだと決めつけるのは良くない。」
K「くそー。。何とかならないものか。」
ふ「親に連絡をとれ。」
K「多分無理。」
ふ「多分だろ」
K「怒られるから。下手するとねー、外出禁止とかになるから。」
ふ「早く送らないと、家で遊ぶ時間が無いぞ。」
K「本当だwあと30分しか無いw」
ふ「よっしゃ。ダメ元で送ってみよか。」
K「いや。多分無理。」
ふ「送るだけ。」
K「無理。」
ふ「はよ、寒いねん。」
K「本当無理。」
ふ「それだけだったら怒られないから。」
K「いや。無理なんだって。」
ふ「じゃあ母親でも良いやん。」
K「今仕事してるから多分ケータイ見ない。」
ふ「とりあえずメール入れておけば?」
K「無理。送ったところでねーメール見るの3時頃になるよ?」
ふ「ダメ元なんだって!良いんだってそうだとしても!」
K「無理。」
ふ「父親にダメ元で送ってくれ。」
K「無理。」
ふ「ダメ元やねんて。」
K「多分無理だって言われる。」
ふ「それでいい。」
K「え?」
ふ「だから!ダメで元々なんやって!」
K「・・・」


K「・・・」

ふ「送った?」
K「うん・・・」
ふ「返信来た?」
K「うん」
ふ「で?」
K「だめだ・・・った!」
ふ「うそつけ。」
K「・・・・・・」
ふ「送ってみろって」
K「無理。」
ふ「怒られたら怒られたで良いやん」
K「いやいや」
ふ「勇気を出せ!」
K「うぅーん」
ふ「もうすぐそっちのタイムリミットの時間になってしまうで。」
K「ぁぁ」


K「ぃ・ぉ・・・・・ぃ」

ふ「え?」

K「たぶ・ぉゃ・・・・・ぃ・」


ふ「え?w」

K「今送ったけ・・鳴ってるけど・・見て無いわ・・・」







K「親に直接聞きに言って来る」


ふ(絶対親に聞かないな・・・)



そして10分後

K[ごめん、無理だそう。]








まあわかってましたけどね!

勇気が無いのは昔からである。



俺の説得もダメ元だったしねw
何かこの会話中すっごいイライラした。
親に連絡するのを恐れているので
言い訳をぐだぐだと言い、
言い訳を並べ過ぎて、内容が矛盾
していた。



俺はキッパリとした生き方ができているんだろうか。

不安になる出来事でした。