DAICHIと僕と、夢の跡

ダイアリーからのスムーズな移行に失敗した男

明け方の夢

夢日記


朝3時頃に家に向かって車を運転していた。
5時半には起きて仕事に向かわないといけないから
2時間くらい寝てから仕事に行くか、とか考えていた。

しかし、朝3時だというのに空は明るくて、太陽は見えない。
白く濁った水に数滴の水色の水を垂らしたような、ほぼ真っ白の水色の空だった。

家の近くを通った時、近所の家の庭で、俺が小学生の頃の友達たちが当時の姿のまま中線踏みをしていた。
懐かしい笑い声を聞いて、今まで忘れていた友人の1人を思い出した。


家に着いたら、知らないおじさんがうちの犬を抱いて待っていてくれた。
何となく知っている人のような気がした。
犬の方は既に今と同じように歳をとっていて、よぼよぼのおじいわんだった。

俺は抱かれている老犬の頭を撫でて、「お前が可愛すぎて、今日は寝られそうに無いな。」と言った。

時計を見たら朝の3時40分だった。



そこで目が覚めて夢は終了。


最近、結構夢を見る。

夢の中で、半年くらい前に死んだ親友に会う事も多い。
会う度に、「何で死んだのだ?」とそいつに聞いていると思う。
嘘でもいいから何か聞いて納得したいんだが、その質問をするとどこかを見つめたまま、答えづらそうに言葉を濁すだけ。

その答えは俺の中で、勝手に作ってはいけないからだと思う。

不意に思い出して、一昨年まで使ってたスマホを取り出してアルバムを見てみたら
俺の家でそいつがVRのサメに怖がってる所を撮影したムービーがあった。

俺は人の写真は滅多に撮らないので、今手元にそいつの記録はそれだけしか無い。

それを見たら、また親友に会いたくなった。
会いたくなりたく無かったな。
ただ懐かしむだけで良かったのに。


あと30年くらい経って俺が50代になった時、俺の中のそいつはどうなっているのだろうか。

ずっと俺の記憶のままの、20代のそいつが変わらずに居るのだろうか?
俺が歳をとって、そいつとの年齢がどんどん離れていく事が少し怖い。
この気持ちもいずれ風化してしまうと思うと怖いぞ。

20年くらい前、今のわんこの前に飼っていたペットの事も今となっては懐かしむ事すら無い。
あれだけ大切にしていたのに。