DAICHIと僕と、夢の跡

ダイアリーからのスムーズな移行に失敗した男

雨巻山

雨巻山に登った。
普段全く運動しなくて、腹筋の筋トレくらいしかしないのに急に山登りをした。

服装はもう登山用ではない。
ジョブズが着てるようなやつとジーパンとスニーカーで登った。

落ち葉で滑ってヤバいのと、完全に登山を舐めてたからズンズン登ったりした。


2時頃から登り始めてから約1時間後、俺に異変が。
トイレに行きたくなってきたのであった(生理現象)


俺「ここから立ちションして隣の山までアーチかけたら最高やろなあ…」

友「それは最高だよ。虹もかかって。」

俺「虹の下を鳥がくぐる」

友「『おおお、山の神様じゃ…』」

俺「この山にそんな神おんの」

「ここに立って、ッッピシュッ!!てしたらさ」

友「www何で単発ww」

俺「いや、尿を超高圧にして発射しているからそんな感じになるんや。」

「発射した1m先くらいに薄い金属板があったとしたら切断できるくらいの水圧になってる。」

友「つよ」

俺「発射の瞬間をスーパースローカメラで撮ったら、尿道が瞬間的に5cmくらいになってそう。」

「消防車のホースでもここから隣の山まで無理だろうけど」
   

友「ん?」

俺「なんだ」

友「何かうめき声みたいの聞こえた」

俺「まあ、もう疲れたから熊出てもええわ。下まで乗せてもらうから。」

「どこを鍛えたら立ちションの火力上がるんだろうね」

友「やはりチントレするしか無いか」

俺「腹筋とかじゃないんか」

「まず世界チャンピオンはどれくらい飛ばせるのだろうか?」

友「世界チャンピオンなんかいんの」

俺「いや、おらんけど世界一飛ばせる人はさ。」

友「スペイン人とかかな」

俺「俺は何か、ロシアにチャンピオン居そうと思う。ウォッカ飲むし、ロシアの凄腕の殺し屋は尿で頭を撃ち抜くし」

友「めっちゃ上向いてるじゃん」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


俺「何かオカリナみたいな音するな。」

友「ゼルダかな?」

俺「この先にあの伝説のオカリナ仙人が住む村があるってのかよぉ」

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友「この曲は…」

俺「これ…タイタニックのあれじゃん」

友「タイタニックだ」

俺「いて」

友「どうした」

俺「いや………クマに噛まれた」

友「クマかよwやばいじゃん」

俺「え、何か俺の腕白くね」

友「毒じゃん」

俺「毒グマだ!」 



俺「頂上ぽいから写真撮ろっと」

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俺「山頂ギャグやろうかな」

友「なんか良いギャグあるんか?」

俺「無かったわ」

「いや、この先が山頂かもしれん」

友「まだ登るのかよ」

俺「この先足元にウラガンキン埋まってて危ねえな」

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ーPM3時ー

俺「山だし山彦やってみるか。」



「………ぁあ゛あ゛あ゛!!!!」


友「www 滑落した人じゃん」

俺「大きい声の出し方忘れた」



友「………ぁぁぁあああ!!」

……


俺「今までで一番大きい声出そうかな」

友「人生で?」



俺「わ!!!!!!!!!!!!」

……


俺「これやっぱ山頂ギャグじゃないとだめだ。山頂ギャグじゃないと山彦は帰ってこないんだよ。」

友「そういうことか」

俺「…どゆこと?」

「ここ山頂じゃなくてこの先が山頂かもしれん」

友「まだ登るのかよ」

俺「山頂って普通、もっと椅子とかあるんちゃうの」



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←階段ルート  岩ルート→

俺「ブラジルと、出口…」

「俺は岩ルートを行くぜ。これは片手じゃ登れへんぞ!」

友「ファイト一発ー!」


俺「う゛お゛お゛お゛お゛ーー」(雄叫び)

友「う゛お゛お゛お゛お゛ー」(雄叫び)

「というかここ山頂なのか?」

俺「ここは山頂ではないぞ」

友「ww山頂と勘違いして雄叫びあげちゃってるよ」

俺「もうこれ以上登るなら何かご褒美とかないとやじゃね」

友「もうすぐ頂上でしょう。」

俺「それ30分くらい前から言い続けてるんだよなあ」

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「あ!あれはもう頂上だ!頂上のやつじゃん!」(適当)

友「きた!」

俺「百葉箱みたいのがある。ご褒美のお菓子でもたーべよ」

友「それお菓子入ってるんか」

ガチャ

俺「あ、ノートだ。交換ノートでもするかな」

友「気になるあの子となあ」


俺「何書こうかな。…【2/21 途中で帰りたいと思った。」

友「誠実なやつがいるな」

俺「…  泉ピン子】」

友「泉ピン子登ってきちゃってるよ!」


友「俺も書こうかなあ【2/21 やはり、神は居た。】」



友「ここでおにぎり食べたら美味しいだろうなあ」

俺「おにぎりかあ、どうだろうか。俺はなんだろなあ…チーズフォンデュかな」

友「…良いなぁ…」


俺「下山するか」
 
友「何か車の位置がスマホでわかるぞ」

「方向的にはこっちだ」


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俺「下りもなかなかキツイな」

友「俺は足の親指の皮が心配だよ」

俺「なんだそれは」

友「足の親指の皮が剥けてる気がする」

俺「やばくね」


←沢コース 下りはキケン

俺「沢コース 下りはキケン!!」

友「うわあ〜」

俺「直進でええか。この下りなのにたまに登り坂あるのやめろ」

友「これ本当に下山してるのかな」

俺「沢コース降りないとダメだったのかも」

友「これ隣の山行っちゃってねえか」

俺「確かに、これじゃあ俺ら山から山へ瞬間移動してるだけじゃん。」



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俺「また登り坂来るよ」

友「嘘だろ…」

俺「登りなさいシンジ君!」

友「できるわけないよぉ!」

俺「登らないのなら帰れ。しかし俺は赤木リツコ派なのであった。」

友「俺は葛城派」

俺「嘘やろ。おばさんやんけ」

友「リツコもそしたらおばさんじゃね」

俺「ミサトさんはすぐ感情的になるから嫌やねん」

エヴァパイロットになったのに家事もやらないミサトと同じアパートて
パイロットの扱いが酷すぎないかね」

友「そのうちアスカもアパートに来るからなあ」

俺「全てはゼーレのシナリオ通り…」

友「それもシナリオ通りなのかよ」

俺「これ左側に滑落したら死ぬな…」

友「滑落した死体って、かなりグロいらしいからなあ」

俺「滑落ミサト」

石コロコロ

俺「滑落した時の俺のマネやめろ。」

「滑落したらゼーレのシナリオ通りになっちまうぞ。」



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猪ころげ坂↑

俺「何だこれ、さっき滑落したら死ぬとか言ってた斜面並なんだが」

友「急斜面だな」

俺「猪突猛進!猪突猛進!」

友「滑落するぞ」

俺「おいwそっち道じゃねえから!w」

友「うお、お、おお、」ズザザザ

俺「滑落一佐!そっちは道の横だって!w」

友「お、おお、ウワォ!」ズザァ

俺「クラッシュバンディクーみてえだ」

友「暗くなってきた。早く下山しないとヤバいぞ。」

ーPM4時ー


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←峠

俺「ここ曲がれば【峠】やぞ」

友「峠?」

俺「峠。」

友「峠って何」

俺「重症の人が最期になるやつ」

友「峠って、何なんだ」

俺「今夜が峠です。…は? 峠って何だよ」


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友「遭難するってこんな感じなんだろうなあ」

俺「そうなん?わは。」

友「これ、太陽が山に隠れたらやばくねえか」

俺「大丈夫じゃね(適当)これ太陽が山に完全に隠れたらこの辺真っ暗になるんかな」

友「そりゃ真っ暗だよ」

俺「死ゾ」

「そういや俺も足の親指の皮がヤバいかもしれねえ」

友「そうなんだよなあ。喉乾いたー」 

俺「俺はトイレに行きたい。つまり、利害関係が一致した…?」

「トイレ行きてえとずっと言いつつ、どうなっとるんや俺の膀胱は?」

友「俺もオトイレコングになってきたなあ」

俺「俺は登山始めた頃からオトイレコングjr.になりかけてた」

友「これ本当に下山してるよなあ」

俺「レンジャー訓練はこんな道を何日も歩くらしいぞ」

友「水も飲んじゃいけないんだっけ」

俺「レンジャーに何日も出来るなら俺も数時間くらい余裕じゃね」

友「なんだその自信」

俺「自惚れンジャー」

友「明日歩けなくなっちまうぞ」

俺「これもう救助待ったほうが良いまであるな」

友「確かにそれはある」

俺「ま、ここで野宿して明日の朝出発でもええしな」

友「原始人じゃん」

俺「マジでこんな所で足挫いたりしたら終わりだから足元に気をつけろ」

友「それはマジで終わりだよ」

俺「俺の左足ように」

友「終 わ っ た」

俺「千里の道も一歩からというからな」

友「そうだ」

俺「辛くても一歩を踏み出し続けてればいつかは帰れるんや」

「もしこんな山奥でレスキュー呼んだらどうやって助けてくれるんやろ。」

友「下から登ってきてくれるんじゃね」

俺「もし俺が救助頼まれた側だとしたら、この山道見た瞬間余裕で見捨てるよ」

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友「やっと降りてこれた…」

俺「ここが峠か」

友「足がいてえ」

俺「何だ、登山コースもこんなもんで終わりかよ」

友「急に強気。」


PM4:40