DAICHIと僕と、夢の跡

ダイアリーからのスムーズな移行に失敗した男

一方の犬っ子

姉の世話してたうさちゃんが亡くなった事で、もう1匹の高齢の犬も
近いうちに逝ってしまうんじゃないかという現実を突き付けられた。

まぶちゃんは俺が小学1年の頃からずっと仲良くしてて、
今17歳くらいになるのかもしれん。
いつ死んじゃってもおかしくないのに、毎日その現実に気付かないように生活してた。

肺水腫になってからもう3年も元気にしてる。

正直、居なくなってしまったら立ち直れないかもしれん。
俺のまぶちゃんの形の心に、まぶちゃんの形の穴が空いてしまう程に、
世界の全てに何も感じなくなってしまうかもしれない。

すあまとまぶちゃんと一緒になれる可能性が少しでもあるなら
死んでも良いと思うくらいに自暴自棄になるかもしれない。


最近はあまり撫でると鬱陶しがられるので
スキンシップは減ってるんだが、またこういった事で
後々後悔しそうでもあるし、それでもスキンシップを無理にやったら
それも後悔するだろうし、どうしようもないな。


うさぎは姉が世話をしてたから、姉が1番悲しいはずなんだ。
俺は何とか別の事を考えて悲しさを紛らわせてるけど、今日は全然食欲が無かった。
鏡を見たら凄く悲しそうな顔してるし、自分を誤魔化そうとしても
どうしても無理だろう。

動物と暮らして、幸せだと思えば思う程に別れが辛くなる。
何かを愛する事はどれ程の罪なのか。